INPEXは「8月5日」の下げを完全に回復、業績予想の増額修正、増配、自社株買いなど好感

■期末配当43円(従来予想比5円増)、年86円で過去最高

 INPEX<1605>(東証プライム)は8月9日、一段と出直って始まり、取引開始後に6%高の2136.5円(116.5円高)をつけ、日経平均が過去最大の下げ幅となった8月5日に下げた分を取り戻している。8日の15時に第2四半期決算と今12月期の業績予想の増額修正、増配、自己株式の取得(自社株買い)などを発表し、好感買いが先行している。

 今12月期の連結業績見通しは、第3四半期以降における販売量見通し、原油価格及び為替の前提条件の見直しなどにより、売上高は従来予想比3.5%増の見込みに見直し、営業利益は同3.2%上回る見込みに、税引前利益は同3.3%上回る見込みに見直した。

 配当は6月第2四半期末の配当(中間配当)を1株43円(従来予想比5円増)とし、12月期末配当も同43円の予定(従来予想比5円増)とした。年間86円で過去最高になる。自社株買いは、取得株式総数6400万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の5.17%)、取得総額800億円(上限)の規模で、2024年8月9日から同年12月31日までの予定で実施する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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