■第1四半期の売上高29.6%増加、販売の前倒しあったが好調の見方
免疫生物研究所<4570>(東証グロース)は8月9日、4日続伸基調となり、10%高の467円(43円高)まで上げて5日ぶりに450円台を回復している。6日に「血漿中のグルカゴンを測定する体外診断用医薬品」の製造販売の届出が受理されたと発表し、期待が強まったのに続き、8日に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が大幅な増収増益となり、買いが先行した。
第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、売上高が前年同期比29.6%増加し、営業利益は前年同期の収支ゼロから52百万円の黒字となった。通期の業績予想については、第2四半期以降に予想していたまとまった販売が当第1四半期に前倒されたとして従来予想を据え置いたが、販売が好調なことは事実との受け止め方がある。上振れ期待が強まっているうようだ。また、8日付では、「アンジオテンシノーゲンをターゲットとするsiRNA降圧薬のphaseI試験報告」も開示し注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)