建設技術研究所が出直り強める、業績堅調で「南海トラフ臨時情報」を受けた思惑買いもある様子

■23年6月施行の改正国土強靱化基本法も追い風に

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は8月9日、6%高の4585円(240円高)まで上げた後も堅調に売買され、出直りを強めている。河川や橋梁、道路などに実績のある建設コンサルタント会社で、8月8日、橋梁の耐震補強設計に関する「耐震補強設計支援システム」を開発と発表。同日に宮崎県で発生した強い地震のあと「南海トラフ臨時情報」(気象庁)が初めて出されたことなどを受け、思惑買いを行う様子もあるようで注目が強まっている。

 第2四半期決算の発表を8月第2週(来週)に予定する。事業特性として第1四半期に売上高などが偏る傾向があるものの、5月に発表済みの第1四半期決算(2024年1~3月・連結)は、売上高が前年同期比17.9%増加し、営業利益は同63.2%増加するなど好調だった。23年6月に改正国土強靱化基本法が施行され、防災・減災対策やインフラ老朽化対策などの執行が進んでいることは追い風になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る