【株式市場】前場の日経平均は760円高、米国の半導体株高など受け一時1000円高

◆日経平均は3万5785円55銭(760円55銭高)、TOPIXは2527.40ポイント(44.10ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億8872万株

 8月13日(火)前場の東京株式市場は、NY株式市場でエヌビディアなどが再び活況高となったことを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)が5%高など半導体関連株が一斉に上げて日経平均の上げを牽引したが、直近の戻り高値を抜けない銘柄が目立った。一方、インフレ関連指標の低下を受けて米経済への期待が強まりソニーG<6758>(東証プライム)などは戻り高値を更新、三菱重<7011>(東証プライム)も戻り高値を更新。中東情勢と原油高を受けINPEX<1605>(東証プライム)なども上げ、三菱商<8058>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)なども高い。日経平均は465円高で始まり、午前10時にかけて1000円92銭高(3万6025円92銭)まで上げて8月2日以来の3万6000円台を回復する場面を見せたが、前引けは上げ幅700円台だった。

 三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)が急落後の戻り高値を更新し銀行・保険株の回復も強まる様子がみられ、東邦亜鉛<5707>(東証プライム)は四半期決算が好感されストップ高買い気配。ヤマシンフィルタ<6240>(東証プライム)、やまびこ<6250>(東証プライム)は四半期好決算と北米への景気期待などで一段と出直り拡大。日清オイリオG<2602>(東証プライム)や理経<8226>(東証スタンダード)、ニレコ<6863>(東証スタンダード)は9日発表の四半期決算が好感され出直り急激。アルファポリス<9467>(東証グロース)も四半期決算など好感され急伸、キャンバス<4575>(東証グロース)は6月決算と今期予想などで急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億8872万株、売買代金は2兆5018億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1132銘柄、値下がり銘柄数は485銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、保険、海運、電気機器、鉱業、証券商品先物、非鉄金属、機械、銀行、倉庫運輸、金属製品、輸送用機器、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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