ジェイエスエスは25年3月期1Q減益だが売上面は堅調

(決算速報)
 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は8月9日の取引時間終了後に25年3月期第1四半期連結業績(当期より連結決算に移行)を発表した。前年同期の非連結業績との比較で見ると減益だが、売上面は概ね堅調だった。通期の連結業績予想については、子会社化したワカヤマアスレティックスの財務諸表を精査中のため未定とした。配当については増配予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で急落したが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。

■25年3月期1Q減益だが売上面は堅調、通期予想は未定

 25年3月期第1四半期の連結業績(当期より連結決算に移行)は、売上高が19億56百万円、営業利益が43百万円、経常利益が47百万円、親会社株主帰属四半期純利益が30百万円だった。

 前年同期の非連結業績(売上高19億81百万円、営業利益74百万円、経常利益80百万円、四半期純利益が52百万円)との比較で見ると、人件費の増加などにより減益だが、売上面は概ね堅調だった。期末時点の全事業所合計会員数は5.4%減の8万1909人となった。

 通期の連結業績予想については、子会社化したワカヤマアスレティックスの財務諸表を精査中のため未定とした。配当は据え置いて、24年3月期比50銭増配の15円(第2四半期末7円50銭、期末7円50銭)としている。連続増配予想である。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化の影響で急落したが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。8月13日の終値は458円、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約3.3%、前期実績PBR(前期実績のBPS728円29銭で算出)は約0.6倍、そして時価総額は約18億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■アメリカ大統領選挙と利下げ効果、住宅関連銘柄に期待高まる  住宅関連株は厳しい経営環境にもかかわ…
  2. ■歴史は繰り返すのか?上方修正相次ぐ住宅関連株に再び脚光、今後の相場を占う  「歴史は繰返さないが…
  3. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  4. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る