スターティアラボはAR制作ソフト「COCOAR」に、顧客の特性や状況がログ解析により検証することができる機能を追加
- 2015/10/15 17:13
- IR企業情報
■より顧客の特性と状況の検証が可能となる
スターティア<3393>(東1)の子会社、スターティアラボは、AR(拡張現実)制作ソフト「COCOAR(ココアル)」で、マーケティング分析ツールとして、顧客の特性や状況がログ解析により検証することができる機能を追加し、10月16日(金)から開始する。
「COCOAR」とは、企業向けのAR制作ソフトである。紙媒体に任意の画像をマーカーとして設定し、スマートフォンアプリである「COCOAR2アプリ」経由でマーカーをかざすと、動画や3Dコンテンツを表示・閲覧することができる。
従来は「COCOAR2アプリ」が利用された「日時」と「回数」のログが取得できたが、今回新たに「生年」「性別」「利用した場所」のログを取得できるため、より顧客の特性と状況の検証が可能となる。
具体的には「配布したチラシはどんな年齢・性別に魅力的なのか」「全国で配布している冊子だが、よく見られている地域はどこなのか」などをリサーチし、印刷物の企画や配布場所の見直しを行い、PDCA(Plan、Do、Check、Act)サイクルを回すことに貢献する。
「COCOAR」は、印刷業界やWEB制作会社から「話題性」「見た目の面白さ」を目的として導入されている傾向があったが、今後は紙とWEB繋いで新しい「マーケティング分析ツール」という位置付けでもニーズが増えると思われる。
また、取得したログデータを元に、同じマーカーでも、顧客が利用する場所によって、表示するARコンテンツを変える。例えば、東京ではAというAR、大阪ではBのARを表示することで、配信のすみ分けが行えるよう検討していく予定である。