ユニチカは2021年以来の高値に迫る、台風7号接近、コンクリ剥落防止ネットなどに注目集まる

■第1四半期黒字化などで業績上向き第2四半期の予想を増額修正

 ユニチカ<3103>(東証プライム)は8月16日、再び大きく出直る相場となり、午前10時20分を過ぎて11%高の348円(34円高)まで上げ、6月につけた2021年以来の高値365円に迫っている。第1四半期決算(2024年4~6月・連結)で営業利益が黒字化するなど業績が上向いており、直近は台風7号の列島接近などを受け、コンクリート剥落防止用ネット、土木用メッシュ状シートなどの産業資材の需要拡大が期待されているようだ。

 同社では、機能資材事業、産業用途の繊維製品でポリエステルフィラメントを使った河川の護岸のための侵食防止シートなど特色ある機能性素材を手がけている。8月6日に発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比9.7%増加し、営業利益は前年同期の6.7億円の損失に対し11.7億円の黒字に転換、親会社株主に帰属する四半期純利益は8.3倍に急増した。こうした推移を受け、第2四半期(24年4~9月・累計)の連結業績予想を全体に増額修正した。通期の業績見通しについても期待の高まる雰囲気となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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