【株式市場】前場の日経平均は1073円高、NY株高と円安など好感され全業種別指数が上げ3万7000円台を回復

◆日経平均は3万7800円42銭(1073円78銭高)、TOPIXは2663.38ポイント(62.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7734万株

 8月16日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの554ドル高やNASDAQの6日続伸、円安などが好感され、東証の33業種別指数が全指数とも値上がりする全面高の相場となった。米国景気への期待などでソニーG<6758>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)が戻り高値を更新し、ここ値動きの重かった半導体関連株も東京エレク<8035>(東証プライム)などが戻り高値を更新。自動車株も軒並み戻り高値を更新し、NY原油高を受け出光興産<5019>(東証プライム)なども上げ三菱商<8058>(東証プライム)なども高い。日経平均は578円高で始まり、次第高となって午前11時に1162円02銭高(3万7888円66銭)まで上げ、前引けも上げ幅1000円台で5日続伸基調となった。

 ブイ・テクノ<7717>(東証プライム)が出直り幅を急拡大させて一段と上げフォトマスク関連装置の受注を材料視。マルマエ<6264>(東証プライム)にも受注環境の好転期待が出たようで出直り拡大。ユニチカ<3103>(東証プライム)は再び大きく上げ業績好転に加え台風7号による資材需要への期待も上乗せの見方。霞ヶ関キャピタル<3498>(東証プライム)は株主優待の拡充が好感され戻り高値。santec<6777>(東証スタンダード)も再び大きく出直り第1四半期の大幅増益など評価の買い再燃の見方。パピレス<3641>(東証スタンダード)は発行株数の6%規模の自社株買いなど好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7734万株、売買代金は2兆5776億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1475銘柄、値下がり銘柄数は149銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、石油石炭、電気機器、非鉄金属、鉱業、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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