NEC、金融機関10社と「地域金融機関・生成AI共同研究会」を設立

■生成AIの活用で、より効率的で安全な金融サービスの実現を目指す

 NEC<6701>(東証プライム)は8月16日、全国の金融機関10社と共同で「地域金融機関 生成AI共同研究会」を設立したと発表。金融領域における生成AIの効率的・効果的かつ安全な活用を目指し、今年度中にユースケースの創出を目標としている。研究会設立の背景には、金融業界全体の生産性向上や新たな価値創造、安全な生成AI活用の仕組み作りの必要性がある。

 同研究会の目的は、生成AI活用に関するナレッジの共有と創出、MicrosoftのAzure OpenAI ServiceやNEC開発の生成AI「cotomi」を活用したユースケースの検証、そして生成AI活用人材の育成である。参加企業には、愛媛銀行、大垣共立銀行、沖縄銀行、紀陽銀行、京都中央信用金庫、三十三銀行、静岡銀行、東京スター銀行など計10社の金融機関が名を連ねている。

 NECは、DXに関して戦略構想コンサルティングから実装までのエンドツーエンドサービスを提供しており、従来型のSIerから「Value Driver」への進化を目指している。その価値提供モデル「BluStellar」を通じて、業種横断の先進的知見と最先端テクノロジーを活用し、社会課題と顧客の経営課題の解決に取り組んでいく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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