■約1年ぶりの600円台に進む
住友ファーマ<4506>(東証プライム)は8月19日、一段高となり、10%高の612円(58円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、約1年ぶりの600円台に進んでいる。7月末に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が大幅に改善したことが好感されて8月1日に年初来の高値を更新し、その後は日経平均の最大の下げ幅を受けて値を消したが、8日には再び年初来の高値を更新し、一段高相場が続いている。
第1四半期決算(2024年4~6月・連結、IFRS)では営業赤字が大幅に改善し、四半期利益と親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比で黒字に転換した。このところは、8月5日に発表した「、他家iPS細胞由来網膜⾊素上⽪細胞のフェーズ1/2試験における最初の被験者への移植のお知らせ」、8月7日に発表した「2型糖尿病治療剤『ツイミーグ』の国内での製造販売後臨床試験の解析結果の速報について」などが買い材料視されている。更なるニュース発表への期待も強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)