■神奈川県内初!エレベータとロボットが連携し商品配送サービスを開始
フジテック<6406>(東証プライム)は8月19日、横浜市の商業施設「ゆめが丘ソラトス」にエレベータとロボットの連携システムを導入したと発表。同社が神奈川県内でロボット連携機能を提供するのは初めてのことである。7月に開業した同施設には計31台のエレベータ・エスカレータが納入され、そのうち従業員用エレベータ1台に同システムが実装された。クラウド接続方式を採用し、ロボットと人が乗り合いする仕様となっている。
近年、人手不足解消に向けてサービスロボットの導入が本格化しており、エレベータとの連携により、ロボットのサービス提供範囲が大幅に拡大すると期待されている。フジテックは「ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」に加盟し、ロボットの自律的なフロア間移動を支援する技術開発を進めてきた。同社は既に複数の実証実験に参加し、自社事業所内でもロボットの業務運用を開始するなど、ノウハウの蓄積を進めている。
「ゆめが丘ソラトス」では、8月19日からロボットを活用した商品配送サービスが開始される。ロボットは自動でエレベータに乗り込み、施設内の飲食テナントで商品をピックアップし、顧客に直接届ける。この新システムにより、ロボットの活動範囲が拡大し、より効率的なサービス提供が可能になると期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)