■7月に急騰したため目先は戻り売りをこなす必要あるようだが注目強い
シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は8月19日、小高く始まった後一気に急伸し、午前10時にかけてストップ高まで1円に迫る319円(79円高、33%高)をつけ、約3週間ぶりに300円台を回復している。19日朝、「がん領域におけるFIH(First in Human)試験として注射剤ブリンシドフォビルによる悪性リンパ腫患者を対象に国際共同第Ⅰb相臨床試験を開始」と発表し、買い材料視された。
発表によると、同社では、本試験が注射剤ブリンシドフォビル(BCV)のがん領域における事業展開の布石となるものと期待している。株価は24年7月に170円から475円まで急騰したため、目先は戻り売りをこなす必要があるとの見方が出ている。このときの買い材料としては、試料提供契約を結んでいるペンシルベニア州立大学医学部がポリオーマウイルスに対する抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(brincidofovir、以下「BCV」)の非臨床試験に関する研究成果を発表と7月12日付で開示したことなどが言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)