【株式市場】日経平均は674円安、円高再燃など受け後場下げ足強め6日ぶりに反落

◆日経平均は3万7388円62銭(674円05銭安)、TOPIXは2641.14ポイント(37.46ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億1772万株

 8月19日(月)後場の東京株式市場は、昼頃から円高が進み、米景気の鈍化・金利低下の観測が出たようで、前場高かった鉄鋼株や大手商社株などが値を消して始まり軟調に転換、電子部品株には下げ幅を広げる銘柄もあり全体に様子見姿勢が強まった。中で、セブン&アイHD<3382>(東証プライム)は13時半頃から急伸してストップ高となりカナダのコンビニ大手が買収の意向とされて思惑買いが沸騰。半導体株ではレーザーテック<6920>(東証プライム)が高くJR株の中ではJR東日本<9020>(東証プライム)が高いなど個別物色となった。日経平均は前引けより120円安い138円安で始まり、次第安となって大引け間際に744円63銭安(3万7318円04銭)まで下押した。大引けは6日ぶりの下落となった。

 後場は、カナダのコンビニ大手が買収の意向とされてセブン&アイHDとともにセブン銀行<8410>(東証プライム)も急伸。TBグループ<6775>(東証スタンダード)は中盤から尻上がりとなり6月に新規参入した新紙幣対応のタッチ式券売機の立ち上がり好調都の見方で8月初旬の下げ幅を完全に奪回。エコミック<3802>(東証スタンダード)は株主優待の対象株主拡大が好感されて急動意となり活況高。ピアラ<7044>(東証スタンダード)も8月初旬の下げ幅を完全に奪回しITbookHD<1447>(東証グロース)との提携を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は17億1772万株(前引けは7億7379万株)、売買代金は4超1614億円(同1兆8493億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は252(前引け773)銘柄、値下がり銘柄数は1373(同818)銘柄。

 東証33業種別指数は2業種(前引けは17業種が値上がりし、値上がりした指数は海運、小売り、にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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