グリッド、ウエストホールディングスと系統用蓄電池事業で業務提携

■2027年度までに800MWh規模の系統用蓄電所開発へ

 グリッド<5582>(東証グロース)は8月19日、ウエストホールディングス<1407>(東証スタンダード)と系統用蓄電池事業に関する業務提携基本契約を締結したと発表。両社は、系統用蓄電所の開発から運用までをワンストップで行うことを目指し、2027年度までに蓄電池容量800MWh規模での系統用蓄電所の開発を計画している。

 ウエストホールディングスは豊富な太陽光発電所建設ノウハウを活かし、系統用蓄電所の設計、建設、工事を担当する。一方、グリッドはAI蓄電池制御最適化エンジン「ReNom Charge」と電力会社との取組み実績を活用し、AI技術を用いた蓄電池の最適運用を担う。

 両社は、カーボンニュートラル実現に向けた系統用蓄電池の需要増加を見込み、山口県長門市での蓄電所開発を皮切りに事業を展開する。また、太陽光発電所の出力抑制問題やデータセンター増設による電力需要増加など、系統用蓄電池の調整力が求められる領域に対し、新たなエネルギーサービスの構築・提供を検討していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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