■会社側はすでに特別委員会を組成し検討中と適時開示
セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は8月20日、6%安の2039.0円(122.0円安)で始まり、昨19日のストップ高(400円高の2161.0円、23%高)から反落の出足となった。19日の午後、「カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたことが19日、わかった」(日経電子版速報ニュース13:22)と伝えられ、思惑買いが集中して急伸。会社側は14時20分に「適時開示」を発表し、「初期的な買収提案を受けていることは事実」などとしたが、株価材料としては消化難のようで、一夜明けると冷静さが舞い戻る様子となっている。
セブン&アイHDが開示した「適時開示」では、すでに特別委員会を組成しており、「慎重かつ網羅的に、しかし速やかに検討し、その後当社としてアリマンタシォン・クシュタール社に返答する予定」。「提案を受け入れ若しくは拒否するか、同社と議論を開始するか、又は代替的取引を進めるかに関し決定しておりません」などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)