■人間の対話を音声認識技術と生成AIでデータ化、音声会話での受注業務を自動化~
データ・アプリケーション(DAL)<3848>(東証スタンダード)は8月20日、アドバンスト・メディア<3773>(東証グロース)と、音声注文AI解析ソリューションの仮称PoC(Proof of Concept:コンセプト実証)を実施したと発表。
音声注文AI解析ソリューションとは、売主と買主の電話による音声注文をデジタル化し、販売管理システムと連携させ、買主への注文請書発行までを自動化するもの。
アドバンスト・メディアの開発者向け音声認識サービス「AmiVoice Cloud Platform(アミボイス クラウド プラットフォーム)」にて提供している音声認識API「AmiVoice API」と、生成AIサービスとの連携により、会話の内容をデータ化する。また、販売管理システムとの連携には、DALのエンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS Apex(エーシーエムエス エイペックス)」およびデータ ハンドリング プラットフォーム「RACCOON(ラクーン)」を使用しており、音声のテキスト化、要約、注文請書の自動生成、買主へのメールによる送付を自動化している。
音声注文AI解析ソリューションにより、買主-売主間のインターフェースはそのまま維持しながらも、売主側の受発注業務の効率化、人的ミスの削減、正確性の向上といった効果が見込まれる。また、自動生成されたデータは、販売管理システムだけではなく、在庫管理システムや基幹システムなどへもデータ連携することが出来るので、在庫管理やVOCの分析にも活用することができる。
PoCでは、「AmiVoice API」による音声認識率と、DALのデータ連携技術などの知見・経験を活かした生成AIのプロンプト(AIツールに対してユーザーが入力する「指示や質問」のこと)作成技術により、高い精度で会話の内容をデータ化できることが実証され、音声を起点とした新しいデータプラットフォームの構築が可能となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)