■半導体供給回復で、ICカード乗車券の一部販売再開へ
JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道は8月20日、9月1日から記名式の「Suica」と「PASMO」カードの発売を再開すると発表。半導体の供給回復により、継続的な供給が見込めるようになったためである。ただし、無記名式カードは在庫不足の可能性が高いため、引き続き発売を中止する。
サービス面では、青森、盛岡、秋田、山形県のエリアで無記名式「Suica」カードの発売を中止し、記名式のみの発売に変更する。訪日外国人向けの「Welcome Suica」は一部駅で発売を継続するが、「PASMO PASSPORT」は発売を終了した。
新規利用者や既存利用者に対し、「モバイルSuica」や「モバイルのPASMO」の利用を推奨している。これらのサービスはデポジット不要で、通勤・通学定期券の購入も可能な便利なサービスである。ただし、今後の発売状況によっては、再度記名式カードの発売を中止する可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)