■「円高は間違いなく歓迎」の事業構造とされ注目強まる
日本航空<9201>(東証プライム)は8月26日、続伸基調で始まり、午前10時30分にかけては2473.5円(53.5円高)で売買され、このところの回復相場で高値に進んでいる。23日付の日本経済新聞が同社の斎藤祐二CFO副社長の談話として「燃油や航空機材、エンジン整備は外貨建てだ。国内線でも費用の4割を外貨建てで占める。円高は間違いなく歓迎」と伝えており、26日の円相場が対ドルで前週末比2円近き円高になったことなどが好感されている。
第1四半期は、国内貨物事業が「4月からのヤマトホールディングス<9064>(東証プライム)との協業によりA321型貨物機運航を開始し、前年対比の大幅増収に寄与」(決算説明資料)したほか、格安航空(LCC)事業でも「SPRING JAPANが8月以降、需要の大きい北京・上海にてJALとのコードシェアを開始、通期で黒字化を見込む」(同)など、着実に収益力の強化が進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)