【サンケイリビング新聞社・リビングくらしHOW研究調べ】
■国会議員に求める資質:「実行力」「潔癖さ」「人格」が上位
2024年7月に実施されたサンケイリビング新聞社とリビングくらしHOW研究所の「政治に関するアンケート調査(合計で3600人の回答)」によると、次期衆議院選挙の時期について、回答者の過半数が2024年内の実施を希望している。特に「実行力」「潔癖さ」「人格」といった資質が、国会議員に対して強く求められていることが明らかとなった。
岸田政権の政策に対しては厳しい評価が下されており、経済財政運営指針「骨太の方針」などの政策に対し、「評価しない」と答えた人が多かった。また、政策内容が十分に伝わっていないとする回答も見られ、国民とのコミュニケーション不足が支持率の低迷につながっていると考えられる。
■次期衆議院選挙、過半数が年内実施を希望
次期内閣に期待する課題としては、「経済政策・物価対策」が最も重要視されており、次いで「年金・社会保障制度」や「外交・安全保障」が挙げられた。これらの課題は、国民の日常生活や世界情勢に密接に関係しているため、次期政権には具体的な政策の提示が求められる。
次期衆議院選挙の実施時期については、「9月の自民党総裁選挙の前」や「2024年内」と答えた人が多く、早期の選挙を望む声が大きい。また、次期政権に対する期待としては、「政権交代を期待する」と答えた人が42.6%に上ったが、「わからない・どちらとも言えない」という回答も37.7%に達しており、今後の選挙結果は予測困難な状況にある。
調査結果からは、国会議員に対する期待が高まっていることが分かる。「実行力」「潔癖さ」「人格」の他にも、「国際感覚」や「リーダーシップ」が重要視される一方で、「地元への貢献」や「人脈の広さ」などは比較的重視されていない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)