インフォマートは一段と回復強める、BtoBプラットフォームの拡大好調で円高が追い風になる期待も

■第2四半期は利用企業数6%増加、連結売上高は15%増加

 インフォマート<2492>(東証プライム)は8月23日、6%高の282円(18円高)まで上げた後も280円前後で堅調に売買され、8月初旬に全体相場が急落した局面からの回復を一段と強めている。BtoBプラットフォーム(企業間電子商取引サービス)の運営などを行い、企業間の書類をデジタル化して取引を完結させるES事業では「外食を含む買い手企業全般の復調により新規食材の調達ニーズが高まる」(説明資料より)傾向となっており、23日は、為替の円高を受けて「外食を含む買い手企業」の復調が一段と強まればインフォマートにとっても追い風になるとの期待があり、注目再燃となっている。

 7月末に発表した第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)は好調で、BtoBプラットフォーム全体の利用企業数は、前連結会計年度末比6万2195社(6.2%)増の107万3371社となり、売上高は前年同期比15.1%増加した。営業利益は同15.1%減だったが、データセンターのクラウド化に向けた検証を実施したことにより、サーバー関連費用が一時的に増加したことなどが要因で、12月通期の連結業績見通しは、売上高20.4%増、営業利益も20.4%増を据え置いた。

 傾向的には、22年度まで3期続いた低水準利益&減益のトレンドを終え、再び拡大成長軌道に乗っており、業績の変化妙味が大きい銘柄として注目する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■アメリカ大統領選挙と利下げ効果、住宅関連銘柄に期待高まる  住宅関連株は厳しい経営環境にもかかわ…
  2. ■歴史は繰り返すのか?上方修正相次ぐ住宅関連株に再び脚光、今後の相場を占う  「歴史は繰返さないが…
  3. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  4. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る