【株式市場】米経済指標など気にするが全般堅調で日経平均は大幅続伸

株式

◆日経平均の終値は1万8291円80銭(194円90銭高)、TOPIXは1505.84ポイント(15.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)20億3195万株

チャート4 16日後場の東京株式市場は、円相場が小動き横ばい状態になったためトヨタ自動車<7203>(東1)などが高値もみ合いになり、夜には米国の鉱工業生産・設備稼働率が判明するため様子見に転じる雰囲気があり日経平均は前場につけた300円62銭高(1万8397円52銭)を抜けないまま一進一退となった。ただ主な株価指数はすべて高い。

 後場は、引き続き三井不動産<8801>(東1)旭化成<3407>(東1)が高く、自動車株など外需型の主力株は一進一退となったが、ゲーム開発のgumi(グミ)<3903>(東1)日本ビューホテル<6097>(東1)が一段強張るなど、内需型の中小型株が個別に物色された。サイゼリヤ<7581>(東1)がTPPによる野菜の輸入関税撤廃は追い風との見方で後場寄り後に一段高。好業績の観測報道が出たモバイルファクトリー<3912>(東マ)は朝方からストップ高を継続。地盤ネットHD<6072>(東マ)は横なましでマンションが傾いた件などが連想買いを招き前後場とも15%高をキープ。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は2件の地域振興投資事業有限責任組合の設立などが言われて後場一段高。

 東証1部の出来高概算は20億3195万株(前引けは10億4676万株)、売買代金は2兆1938億円(同1兆503億円)。1部上場1901柄のうち、値上がり銘柄数は949(同1234)銘柄、値下がり銘柄数は826(同528)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは小売りを除く32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、その他金融、不動産、その他製品、ガラス・土石など。値下がりした業種は小売り、建設だった。

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