■猛暑と米不足で消費行動が変化!7月の小売業データから見えてくるもの
ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Data<4416>(東証グロース)は8月28日、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2024年7月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。
■米の売上急増、食品スーパーで3割増、猛暑で汗拭きシートも好調
「令和の米騒動」とも言われているほど品切れが話題になっている「米」は食品スーパーマーケットで売上金額が前年同月比31.1%増加、ドラッグストアで48.4%増と大幅に伸長した。供給不足や価格上昇にもかかわらず、売上個数も増加している。
猛暑の影響で、ドラッグストアでは「男性用制汗防臭剤」の売上が17.6%増加し、特に汗拭きシートが人気を集めた。また、調理時間の短い食品も好調で、「インスタントスープ」「中華料理の素」「カップ麺」の売上が増加した。
食品スーパーマーケットでは「玩具菓子」が売上金額23.5%増、個数18.4%増と好調だった。新製品の「ちいかわ チョコサプ」や「チョコエッグ ミニオン」が寄与し、伸び率ランキング4位となった。
※トゥルーデータは、全国の小売店POSデータを基に統計化した購買データを活用し、様々な業種に向けてデータ活用ソリューションを提供している。今回の分析は、2024年7月のデータを対象に実施されたもの。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)