■入浴剤は中期計画と中長期構想の収益構造改革で取り組む主要分野
アース製薬<4985>(東証プライム)は8月29日、再び上値を追って始まり、取引開始後は5260円(170円高)まで上げて4日ぶりに年初来の高値を更新している。22日に第2四半期決算説明会の資料とMA-T説明会の資料を公開し、翌日に高値をつけるなどで好感されている上、28日には、1錠あたり医薬部外品の承認基準で最大量である100gの特大サイズの錠剤を使用し、血行促進と温浴保護の温浴効果により疲労回復ができる炭酸入浴剤の新製品発売を発表、期待が強まっている。
第2四半期決算(2024年1~6月/累計、連結)は売上高が前年同期比7.5%増加し、営業利益は同8.4%増加。「2Q時点において、原材料価格高騰の影響は価格改定施策効果により吸収」(説明会資料より)し、営業利益は「売上計画の達成に伴う粗利益の増加に加え、販管費の期ズレ・計画下振れにより大幅増益」となった。入浴剤は、中期計画と中長期構想で収益構造改革に向けて「入浴剤・口腔衛生への積極投資」(同)を行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)