加賀電子が戻り高値を更新、米エヌビディアの決算と需要見通しを受け下期から回復の期待に現実味

■在庫調整の影響については期初から「下期より回復に向かう見通し」を継続

 加賀電子<8154>(東証プライム)は8月29日、前後場ともジリ高基調となり、14時過ぎには5370円(150円高)まで上げて戻り高値を更新している。

 第1四半期決算(2024年4~6月)では、在庫調整の影響について「上期中は継続、下期より需要回復に向かう見通しは不変」(決算説明資料より)としていたが、米国の先端半導体大手エヌビディアが同国時間28日に発表した四半期決算と需要見通しを受け、この見通しが現実味を強めたとの見方が出ている。

 エヌビディアの株価は決算発表後に下げたが、これは事前の予想や期待が高かったことが影響したようで、下期から需要回復との想定には期待が強まったもようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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