TOPPAN、地方銀行の顧客エンゲージメント向上を支援するデジタルマーケティングサービスを開始

■第一弾としてひろぎんホールディングスと、地方銀行におけるデジタルコミュニケーションの取り組みを開始

 TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)のグループ企業であるTOPPANは8月30日、地方銀行とその顧客とのリレーションを強化する新しいデジタルマーケティングサービスの提供を開始したと発表。特に、CDP(顧客データプラットフォーム)とMA(マーケティングオートメーション)の運用支援に焦点を当てた本サービスは、地元の個人顧客との接点を深めることを目指している。第一弾として、ひろぎんホールディングス<7337>(東証プライム)において2024年8月下旬から本格的に運用をスタートさせた。

 地方銀行業界は、ネット銀行の台頭や社会変容に伴い、地域住民との関係性の希薄化が進んでいる。こうした状況を背景に、TOPPANはデジタルマーケティング基盤を活用し、ひろぎんホールディングスと共に顧客とのコミュニケーションを可視化し、より効果的な対応を目指す。同サービスの導入により、顧客中心の施策が強化され、短期的な売上効果だけでなく、中長期的なエンゲージメントの向上も期待されている。

 今後、TOPPANはひろぎんホールディングスに対して、AIを活用したコミュニケーションの自動化や業務効率化を含むBX(ビジネストランスフォーメーション)の推進を支援する予定である。また、2025年までに10件の提供を目指し、地方銀行や地域金融機関へ本サービスを広く展開していく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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