- Home
- 新製品&新技術NOW, 話題
- ZOZO、生成AIでレビュー監視を自動化、より質の高いレビュー環境を実現
ZOZO、生成AIでレビュー監視を自動化、より質の高いレビュー環境を実現
- 2024/8/30 13:07
- 新製品&新技術NOW, 話題
■生成AIがZOZOTOWNのレビュー監視を効率化、業務時間67%削減
ZOZO<3092>(東証プライム)は8月30日、ファッションEC「ZOZOTOWN」のアイテムレビュー機能において、生成AIを活用した独自ツール「アイテムレビューパトロール」を開発し、2024年4月から運用を開始したと発表。このツールは、ユーザーが投稿したレビューをAIが自動でパトロールし、ガイドライン違反を検出する。4か月間の運用結果、担当者のガイドライン違反チェックにかかる業務時間を67.7%削減、チェック件数を68.5%削減した。
ZOZOTOWNでは、商品選びの参考情報としてレビューを活用するため、商品不良や配送に関する内容をレビューの対象外としている。同ツールの導入により、ガイドライン違反の可能性が高いレビューのみをチェックすればよくなり、生産性が向上した。
ZOZOグループは、経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」に基づき、生成AIを含むAIの業務および事業への活用を進めている。
2023年6月下旬から2024年3月末までの約9か月間で、社内各部署のニーズをもとに23個のツールを独自開発。これらのツールは、社内問い合わせ対応や週次報告資料作成、記事コンテンツ作成など、幅広い業務で活用されている。
また、エンジニアの開発プロセスの効率化を目的に「GitHub Copilot」を導入しており、所属する全エンジニア約500名が活用している。社内アンケートでは、89.4%が生産性向上を実感し、50%が仕事の充実感向上を報告している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)