ZOZO、生成AIでレビュー監視を自動化、より質の高いレビュー環境を実現

■生成AIがZOZOTOWNのレビュー監視を効率化、業務時間67%削減

 ZOZO<3092>(東証プライム)は8月30日、ファッションEC「ZOZOTOWN」のアイテムレビュー機能において、生成AIを活用した独自ツール「アイテムレビューパトロール」を開発し、2024年4月から運用を開始したと発表。このツールは、ユーザーが投稿したレビューをAIが自動でパトロールし、ガイドライン違反を検出する。4か月間の運用結果、担当者のガイドライン違反チェックにかかる業務時間を67.7%削減、チェック件数を68.5%削減した。

 ZOZOTOWNでは、商品選びの参考情報としてレビューを活用するため、商品不良や配送に関する内容をレビューの対象外としている。同ツールの導入により、ガイドライン違反の可能性が高いレビューのみをチェックすればよくなり、生産性が向上した。

 ZOZOグループは、経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」に基づき、生成AIを含むAIの業務および事業への活用を進めている。

 2023年6月下旬から2024年3月末までの約9か月間で、社内各部署のニーズをもとに23個のツールを独自開発。これらのツールは、社内問い合わせ対応や週次報告資料作成、記事コンテンツ作成など、幅広い業務で活用されている。

 また、エンジニアの開発プロセスの効率化を目的に「GitHub Copilot」を導入しており、所属する全エンジニア約500名が活用している。社内アンケートでは、89.4%が生産性向上を実感し、50%が仕事の充実感向上を報告している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る