巴工業が堅調に推移、今期は各利益とも最高を更新する見込みでPERは割安感

■営業利益と経常利益は4期連続で最高を更新の予想

 巴工業<6309>(東証プライム)は8月30日、4135円(55円高)まで上げた後も4100円前後で堅調に売買されている。遠心分離機の世界的大手で、8月初旬に日経平均が過去最大の下げ幅を更新した局面では全体相場の急落に巻き込まれたが、3370円を下値に回復が進んでいる。業績は好調で、今期予想1株利益は313円68銭。株価はPER13倍弱と東証プライム銘柄の平均PER15.6倍(日本経済新聞8月30日付朝刊)との比較では割安感がある。買い需要の強い相場となっている。

 第2四半期決算(2023年11月~24年4月・連結)は売上高が前年同期比10%増加し、営業利益は同43%増加などで好調に推移した。6月「業績予想の修正」および「増配」を発表した。通期・24年10月期の連結業績予想は売上高を前期比6.3%増、営業利益を12.2%増などとし、営業利益、経常利益は4期連続で最高益を更新し、当期純利益は過去最高を更新する見込みだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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