■物流2024年問題への対応、トラックとドライバーのシェアリングで環境負荷を軽減
伊藤園<2593>(東証プライム)とコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>(東証プライム)グループのコカ・コーラ ボトラーズジャパンは8月30日、2024年8月から、愛知県新城市を中心としたエリアにおいて物流面での協業を開始したと発表。
同協業は、物流2024年問題に対応するため、両社が共同で持続可能な物流体制の構築を目指すものである。両社の物流拠点から小売店舗への配送を、コカ・コーラ ボトラーズジャパンの物流パートナーが両社製品を混載して行うことで、積載効率の向上と環境負荷の低減を図っていく。
昨今、物流業界では積載効率や荷待ち時間、CO2排出量など、多くの課題が存在している。これらの課題に対処するため、2024年7月に実証実験を実施し、その成果をもとに8月から本格的な物流協業を開始した。トラックとドライバーをシェアすることで、1配送あたりの積載量を最大化し、輸送距離を最小限に抑えることが可能となった。
今回の取り組みは、両社にとって非競争分野でのアライアンスの一環であり、今後も他のエリアへの拡大が検討されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)