■少子高齢化による運転手不足に対応、持続可能な公共交通の実現へ
香川県土庄町、JTBなどは、小豆島の持続的発展に向けて、2024年9月12日から17日まで自動運転バスの走行実証を実施する。土庄港からエンジェルロード間を走行する無料の電気バスで、レベル2の自動運転技術を用いる。この実証は、少子高齢化による公共交通の課題解決を目指す「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の一環である。
実証では、15名定員の電気バスを使用し、定時定路線で運行する。乗車者へのアンケートを通じて、自動運転バスに対する意見や課題を把握し、将来的なレベル4実装につなげる。また、乗車者には小豆島の対象店舗で使用できる500円分のクーポンを配布する。
このプロジェクトは、観光を基盤とした持続可能な産業の創出を目指している。第一弾としてシェアサイクル事業を開始し、今回の自動運転バス実証に続き、AI自律運航無人ボートやAI翻訳機の導入も計画している。関係各社は、安全性の確保や環境保全にも配慮しながら、地域の課題解決と発展に貢献していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)