■Microsoft TeamsやZoomなどに対応、リアルタイムでディープフェイクを検出
トレンドマイクロ<4704>(東証プライム)は9月1日、Windows PC向けディープフェイク検出ツール「トレンドマイクロ ディープフェイクスキャン」(ベータ版)を2024年9月2日より無償で提供開始したと発表。同ツールはMicrosoft TeamsやZoomなどのビデオ通話アプリに対応し、ディープフェイクの可能性が検出されると警告メッセージを表示する機能を備えている。
AI技術の進歩に伴い、ディープフェイクの悪用が新たな犯罪手口として懸念されている。トレンドマイクロの調査によれば、73.5%の人々がディープフェイクの悪用に不安を感じている一方で、対策方法が分からず、何もしていないという現状がある。こうした背景から、本ツールの提供は悪意あるAIコンテンツからの保護を目指している。
「トレンドマイクロ ディープフェイクスキャン」(ベータ版)は、ビデオ通話やライブ配信中にリアルタイムでスキャンを行い、不自然な映像が検出された際に警告を発する。また、トレンドマイクロは今後もAIを取り巻くサイバー脅威に対抗するため、AI×セキュリティ戦略を推進していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)