【株式市場】日経平均は53円高、後場一時171円安まで下押すが切り返す

◆日経平均は3万8700円87銭(53円12銭高)、TOPIXは2715.99ポイント(3.36ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億3011万株

 9月2日(月)後場の東京株式市場は、日経平均が朝寄り直後に430円高で3万9000円台に乗ったあとの下げが目立ったとの見方があり、目先は大台回復後の一服売りが日経平均先物などに活発化する懸念が言われ、個別物色の相場になった。半導体関連株は軟化する銘柄が目立った中でアドバンテ<6857>(東証プライム)が強く、重工業株ではIHI<7013>(東証プライム)が一段と上げ、銀行株ではみずほFG<8411>(東証プライム)が後場も終盤に一段高。日経平均は寄り後すぐに小安くなり、13時過ぎに171円24銭安(3万8476円51銭)まで下押したが、14時頃からは小高くなり大引けも堅調で小幅続伸となった。TOPIXも小高い。

 後場は、さくらインターネット<3778>(東証プライム)が前場上げたまま本日の高値圏で推移し、サーバーを地方にも分散との政府方針など材料視。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)はマイクロサーバーを手掛けるためストップ高。ジーダット<3841>(東証スタンダード)は欧州企業との代理店契約が材料視されストップ高。フューチャーリンクネット<9241>(東証グロース)は9月1日付で地域情報サイト「まいぷれ守口・門真」など多数の地域で一斉開始など好感され再び急伸し終盤にストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億3011万株(前引けは7億4661万株、売買代金は2超う8931億円(同1兆6838億)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は628(前引けは472)銘柄、値下がり銘柄数は967(同1123)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、銀行、その他金融、保険、証券商品先物、輸送用機器、鉱業、電気機器、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る