■原料米の急激な高騰など受け12月2日出荷分から改定と発表
サトウ食品<2923>(東証スタンダード)は9月3日、買い気配で始まった後6%高の8200円(440円高)で始値がつき、出直りを強めている。2日、「パックごはんの価格改定~サトウのごはん全商品値上げへ」と発表。このところのコメ不足・高騰もあって買い材料視され、8月21日につけた2000年以降の実質的な最高値8290円に迫っている。
発表によると、「原料米の急激な価格高騰および、資材費・人件費・物流費の上昇により、このまま自社の企業努力だけで吸収し続けることは極めて困難であるとの判断に至り、やむを得ず」パックごはん全商品を2024年12月2日出荷分から約11~14%アップ(希望小売価格より)するとした。「新潟県魚沼産こしひかり3食パック」(600g)は現在の727円を803円に、「秋田県産あきたこまち3食パック」(600g)は同498円を563円に改定するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)