■日経平均1100円安野中で逆行高
ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は9月4日、再び上値を指向して始まり、取引開始後は4%高の2万2340円(890円高)まで上げ、8月27日につけた戻り高値2万2620円に向けて出直っている。3日開示した8月の「月次国内売上高前年比推移」で既存店の売上高が2か月ぶりに増加したことや、為替の円高が買い材料視されている。日経平均は取引開始後に1100円安と下げ幅を拡大している。
8月の既存店の売上高は前年同月の107.8%(7.8%増加)となり、7月の同99.9%から2か月ぶりに増加した。全店は同109.9%で期初の4月から5か月連続増加した。また、円相場は1ドル145円25銭前後で推移し、前日夕方の水準から70銭前後の円高となっている。米国でISM(サプライマネジメント協会)製造業景況感指数が予想を下回ったとされ、米金利が低下ピッチを広げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)