■全体相場が大きく下押す中、高業績株を選別買い
亀田製菓<2220>(東証プライム)は9月4日、再び一段高で始まり、取引開始後は4575円(50円高)まで上げ、2日ぶりに戻り高値を更新している。コメ高騰に関連した朝のテレビ情報番組で同社の対策や取組が放送されたもようで注目が再燃したとされている。8月初に発表した第1四半期決算では第2四半期と通期の業績予想を増額修正するなど、業績は好調で、全体相場が下押している中、高業績株を選別買いする動きが波及しているようだ。
第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、国内で「原材料などの価格上昇を増収効果と価格改定、効率化の推進により打ち返し」(決算説明資料より)、北米でも好調が続き、営業利益は前年同期比53.5%増などと大幅に拡大した。第2四半期と通期の業績予想を増額修正し、第2四半期累計(4~9月)の営業利益は従来予想を55.6%上回る見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)