■コメ販売額は直近週で前年比11倍、9月分の予約販売額30倍と
雨風太陽<5616>(東証グロース)は9月4日、再び一段高となり、13時40分にかけて26%高の1438円(299円高)をつけて今年3月1日以来、約6か月ぶりの1400円台に進んでいる。「全国の農家さん・漁師さんから、新鮮な旬の食材を直接購入できるアプリ」(同社ホームページより)『ポケットマルシェ』などを運営し、昨今の「コメ不足」に関連し、おコメを生産者から直接買える点で買い材料視されている。
株価は8月28日から動意を強めて急騰相場に発展。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」の8月27日放送分で「農家から直接、米を買うことができる『産地直送の通販』です」とナレーション入りで紹介され、注目が強まる契機になったようだ。「コメ不足」について、農水省は新米が出回り始めれば不足は解消に向かうとの見解と伝えられているが、8月中旬から台風5、7、10号が毎週のように上陸したため、東日本や東北地方のコメの作柄は良くない可能性が言われている。
こうした中、30日には、コメの販売額が直近週で前年比11倍に拡大中で米穀類の2024年9月発送分の予約販売額は前年比約30倍にまで増加していること、ポケットマルシェ8周年を記念し、米の送料OFFキャンペーンも実施することなどを発表。さらに注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)