■定期入替、採用は野村総研、良品計画、除外は日本製紙とDIC
野村総合研究所<4307>(東証プライム)は9月4日、一段高となり、取引開始後に5%高の5255円(271円高)まで上げて2021年12月につけた上場来の高値を更新した。日本経済新聞社が4日夕方に日経平均株価(225種)の構成銘柄の定期入れ替えを発表し、新規採用は同社株と良品計画<7453>(東証プライム)の2銘柄、除外は日本製紙<3863>(東証プライム)とDIC<4631>(東証プライム)とし、買い材料となった。各々10月1日の算出から指数に反映される。
ただ、採用される良品計画は朝方を除いて軟調に推移。除外される日本製紙は937円(33円高)まで上げて堅調に推移し、同じくDICも3164円(42円高)まで上げて堅調に推移している。入れ替えを巡っては、毎回、NRI(野村総研)など大手証券系から予想レポートが出ており、除外される日本製紙については、ほとんど「当確」だったため売り材料が出尽したとみて買い直す動きが強まったとの見方が出ている。一方、急反発の三菱倉庫<9301>(東証プライム)は除外の予想が外れたためとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)