ベステラが一段と反発幅を拡大、プラント解体の引き合い高水準で業績予想を増額修正

■第2四半期(24年2~7月)の営業利益は前回予想の2.1倍に

 ベステラ<1433>(東証プライム)は9月5日午前11時に第2四半期(中間期)と今1月通期の連結業績予想の増額修正を発表。株価は発表後に7%高の950円(63円高)まで上げて一段と反発幅を広げている。

 2025年1月期・第2四半期(中間期:24年2~7月)の連結業績予想は、売上高を6月に開示した前回予想比4.6%増の57億56百万円(前年同期比72.9%増)の見込みに見直し、営業利益は2.1倍の2億11百万円(前年同期の61百万円の損失から黒字転換)に、親会社株主に帰属する中間純利益は同27.0%増の1億27百万円(前年同期の28百万円の損失から黒字転換)に見直した。当中間期は、プラント解体の豊富な工事需要を背景に、引き合いの状況が高水準で推移し、新規獲得に向けた営業活動等を積極的に行ったことにより電力、石油・石油化学の分野において新規顧客の獲得および元請工事の受注が進んだ。また、積極的な採用活動の成果がでており、工事の計画や施工管理をサポートする部隊の増員により工事受注の下支えが図られ、さらなる売り上げ規模拡大のための体制整備も順調に進んだ。

 今期・25年1月期の通期連結業績予想については、引き続き豊富な解体需要および潤沢な受注残高がある状況だが、工事の進捗率等の不確定要素を鑑み、売上高および営業利益については、前回発表予想を継続し、親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株式の縮減(売却)にともなう特別利益などにより、前回予想を20.0%上回る4億80百万円(前期の2.1倍)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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