【株式市場】前場の日経平均は130円安、朝方の688円安から回復しTOPIXは小高い

◆日経平均は3万6917円44銭(130円17銭安)、TOPIXは2643.83ポイント(10.34ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億7488万株

 9月5日(木)前場の東京株式市場は、NYダウが小反発にとどまり円相場は2日続けて円高基調となったことなどを受け、半導体関連株や自動車、機械、大手商社株などが軟調に始まった。ただ、その後は円高が進まないためか、ホンダ<7267>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)は午前9時半頃から小高くなるなど強い銘柄が目立ち、日立<6501>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)など堅調でプライム市場は値上がり銘柄数が多い状態を継続した。日経平均は511円安で始まったが、直後の688円38銭安(3万6359円23銭)を下値に持ち直し、午前11時前には一時52円35銭高まで浮上。前引けはTOPIXが堅調で日経平均は130円安にとどまった。

 ACCESS<4813>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となりNTTの「IOWN」のネットワークソリューションの提供開始など好感。ベステラ<1433>(東証プライム)は午前11時に発表した業績予想の増額修正が好感され急動意。インフォマート<2492>(東証プライム)は電子商取引サービスの合理化と大手証券の投資判断が好感され活況高。野村総研<4307>(東証プライム)は日経平均(225種)採用が材料視され高値更新。Speee<4499>(東証スタンダード)はステープルコイン関連新事業に期待集まり急伸。湖北工業<6524>(東証スタンダード)も光部品などでNTTの「IOWN」関連株とされ一段高。スペースマーケット<4487>(東証グロース)は自習室の急拡大など注目されストップ高。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)はスパコン開発者の顧問招聘など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7488万株、売買代金は2兆670億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1299銘柄、値下がり銘柄数は310銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、倉庫運輸、ゴム製品、証券商品先物、陸運、繊維製品、鉄鋼、建設、石油石炭、卸売り、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る