■店舗設備の老朽化に伴う廃棄ガラスをリサイクル、新店舗に活用
セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東証プライム)グループのセブン‐イレブン・ジャパンとAGC<5201>(東証プライム)は9月5日、店舗設備向けガラス部材の資源循環に国内で初めて成功したと発表。約30店舗相当の廃棄棚板ガラス4トンを回収し、新規店舗の冷蔵販売設備用ガラス部材として再利用した。この取り組みにより、約4.8トンのバージン原料節減と約2.4トンのGHG排出削減を実現した。
両社は、廃棄ガラスの回収・分類・選別工程を通じて高品質な原料カレットを精製するため、三つの取り組みを実施した。セブン‐イレブンは店舗の廃棄棚板ガラス回収のための物流スキームを構築し、両社で廃棄棚板ガラスのデータを分析してリサイクル可能性を確認した。AGCは原料カレットの選別工程と品質を評価した。
この協業は両社のサステナビリティ経営の考えに基づいている。セブン‐イレブンは環境に配慮した循環型社会の実現を、AGCはサプライチェーン全体の環境負荷低減を目指している。今後も両社はガラス部材の資源循環拡大に取り組む方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)