■通期の業績予想は増額修正していないため円相場など受け注目強まる
ヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)は9月6日、再び一段高となり、取引開始後は7%高の5360円(350円高)まで上げ、2018年以来の5300円台に進んでいる。第1四半期決算(2024年4~6月・連結)の営業利益が前年同期比74.3%増加し、第2四半期の業績予想を増額修正するなど業績好調で、毎年3月31日および9月30日現在の株主を対象とする株主優待を意識した買いも流入との見方が出ている。
第1四半期決算では第2四半期の業績予想を増額修正したが、通期予想については、「為替動向などによる原材料価格の上昇の懸念があることから(中略)変更を行っていない」(発表資料より)とした。その後、為替は円高傾向となっているため、同社にとって有利と見られている。
株主優待は、毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上所有の株主を対象に、継続保有期間が3年未満の株主には1000円相当の同社製品詰め合わせを、継続保有期間が3年以上の株主には2000円相当の詰め合わせを贈呈している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)