■防災設備や消火器の大手で選択式優待品を3品増の15品目に
日本ドライケミカル<1909>(東証スタンダード)は9月9日、次第高となって午前10時50分にかけて6%高の3080円(184円高)まで上げ、今年2月につけた年初来の高値3105円に迫っている。建築防災設備や防災用品、消火器・消火用具などの大手で、カジノを含む統合型リゾート(IR)について、「大阪IR準備工事(中略)月内にも着手」(日本経済新聞9月8日付朝刊)などと伝えられ、大阪IR関連株として買い優勢になっている上、9月末の株主優待から優待品目の拡充を8月に発表済みで、優待を狙っていた投資家も株価の値上がりをみて浮足立ってきたとの見方が出ている。
日本ドライケミカルは8月初旬に株主優待制度の内容変更を発表し、現行の選択品目(保存食や非常食、照明機器、ヘルメット、QUOかードなど12品目)に新たに3品目(長期保存食セット1日分、転倒防止シート、乾電池式スマホ充電器)を加えた。2024年9月30日現在で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に開始するとした。100株以上300株未満保有の株主は1品目を選択。300株以上保有の株主は2品目選択できる。
今年の9月末の優待や配当、株式分割の権利付最終日(買付期限)は9月26日(木)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)