カナダのコンビニ大手ACT、セブン&アイの提案拒否に声明を発表、友好的協議を要求

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■グローバル展開を視野に、クシュタールが統合の意義を強調

 コンビニエンス・ストアとモビリティの世界的リーダーであるアリマンタシォン・クシュタール(トロント証取上場:ATD)は9月9日、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東証プライム)からの回答に対する声明を発表した。クシュタールは両社の統合が戦略的・財務的利益をもたらすと確信。統合により、世界をリードする小売プラットフォームの構築、7-イレブンブランドの拡大、フランチャイジーとの関係強化が可能になるとしている。

 クシュタールは友好的な協議の拒否を遺憾としつつ、秘密保持契約締結の用意があると表明。規制当局の承認に関しては、過去の買収実績を挙げ、必要な場合は事業の切り離しも検討するとしている。

 株主リターンについては、過去10年間で450%以上の株主総利回りを創出したと主張。日本における7&iの重要性を認識し、現状維持の意向を示している。

 資金調達については、現金での買収に十分な余力があり、大手金融機関や投資家からの支援も得られるとしている。あらゆるステークホルダーの利益のため、7&iとの友好的な協議を行う用意があることを強調している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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