【株式市場】前場の日経平均は28円高、朝方の214円安から持ち直し反発基調

◆日経平均は3万6244円22銭(28円47銭高)、TOPIXは2588.52ポイント(8.79ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億3887万株、

 9月10日(火)前場の東京株式市場は、NY株式の全面反発などを受けて全般堅調となったが、自動車株の中ではホンダ<7267>(東証プライム)が重く、半導体関連株の中ではレーザーテック<6920>(東証プライム)が重いなど相場に濃淡があり、並行してJR東日本<9020>(東証プライム)などの陸運株、極洋<1301>(東証プライム)などの水産株、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株がジリ高傾向となり、鹿島<1812>(東証プライム)など建設株の一角もしっかりとなった。日経平均は取引開始後ほどなく半導体関連株の下げなどを受けて214円17銭安(3万6001円58銭)まで軟化したが、あとは持ち直して午前11時にかけて321円28銭高(3万6537円03銭)まで上げる場面があった。

 ビューティガレージ<3180>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり自社株買いなど好感。アルトナー<2167>(東証プライム)は第2四半期決算など好感され急反発。ザインエレ<6769>(東証スタンダード)は「世界初VCSEL対応DSPレス光半導体実現」の発表に注目集まりストップ高。大運<9363>(東証スタンダード)とテックファームHD<3625>(東証グロース)は大阪IR(カジノ統合リゾート)着工に向けた進展などで2日連続ストップ高。アールプランナー<2983>(東証グロース)は業績予想の増額修正が好感されて買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3887万株、売買代金は1兆8382億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1017銘柄、値下がり銘柄数は560銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、銀行、水産農林、陸運、石油石炭、その他金融、金属製品、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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