■大口案件の前倒しや小口案件の積上げなど奏功
扶桑電通<7505>(東証スタンダード)は9月11日、一段高となり、取引開始後に12%高の2060円(223円高)まで上げて約2週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新、午前11時を過ぎても2010円前後で売買活発となっている。10日の15時に今9月期の業績予想と配当予想の増額修正を発表し、好感買いが集中した。
今期・2024年9月期は、大口案件の前倒しや小口案件の積上げなどによりオフィス部門の売上高が前回予想を上回る見込みとなり、売上高は5月に開示した予想を6.0%上回る460億円の見込みに見直し、営業利益は同36.2%上回る17億70百万円の見込みに、純利益は同39.8%上回る14億40百万円の見込みに見直した。
また、9月期末配当は、業績に応じた利益還元として配当性向35%程度を目安に配当を実施することとし、1株78円の予定(従来予想比25円増、前期実績比29円の増配)に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)