■8月決算発表は10月中旬を予定、第3四半期は回復傾向で注目度高い
マルマエ<6264>(東証プライム)は9月12日、3日続伸基調となり、5%高の1520円(75円高)まで上げた後も値上がり率4%台で堅調に売買され、約1週間ぶりに1500円台を回復している。半導体製造装置やFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の心臓部である真空パーツ製造を主軸とし、8月決算の発表は2024年10月11日を予定。業績回復への期待に加え、米国11日のNY株式市場でNASDAQ指数や半導体株指数SOXが3日続伸し、エヌビディアも8%高と持ち直したことなどが買い安心感につながったとみられている。
6月に発表した第3四半期決算(2023年9月~24年5月・累計)は前年同期比で売上高が37.8%減となり、営業利益は同96.9%減だったが、四半期ごとにみると、「売上高は半導体分野回復で増収傾向」「損益面は売上回復と稼働率改善等で改善傾向」(決算説明資料より)となった。この先の見通しとして、半導体分野では、メモリ向け中心に市場環境の改善が続く見通しで、FPD分野では、来期のOLED(有機ELディスプレイ)向けの投資計画は増加傾向とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)