エクサウィザーズが急反発、住友生命のAI活用による営業職員育成システムを開発支援

■生成AIが創出する新しい顧客体験、データとAIで営業力を最大化

 エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は9月12日、28円高(9.62%高)の319円(11時20分)まで上げて急反発している。同社は9月11日、住友生命保険相互会社が2024年11月25日から運用を予定している、AIを活用した営業職員育成システムの開発支援を行ったことを発表。同システムは、約3万人の営業職員が利用し、データとAIを用いて各営業職員に個別化された顧客対応活動をレコメンドする。エクサウィザーズは、AI・生成AI活用プラットフォーム「exaBase」を核とし、課題解決のコンサルティングからUI・UX設計、システムの実装・運用まで一貫して支援する強みを活かし、同プロジェクトに取り組んでいる。

 同システムの特徴として、顧客データに基づく次の活動のナビゲーション、生成AIによるコミュニケーションのアドバイス、全国約1500拠点での均質な指導の実現が挙げられる。エクサウィザーズは、AIレコメンデーション・エンジンの開発、生成AIを活用したコミュニケーション機能の実装、AIソフトウェア開発環境「exaBase Studio」による迅速な設計・実装など、多岐にわたる役割を担った。

 この取り組みは、2021年8月に締結された両社の”Well-being Tech”領域での業務提携の一環である。住友生命は「住友生命グループ Vision2030」において、2030年までに”住友生命「Vitality」”会員数500万名を目指しており、同システムを通じて顧客の意向や状況を適切に把握し、最適なタイミングで情報提供を行うことを目指している。エクサウィザーズは、今後も業務提携を通じて蓄積したAI関連アセットやサービスを活用し、住友生命のビジョン実現を支援していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る