荏原が急騰、水素社会実現に向け世界初の液体水素ポンプ試験施設を新設、総額約160億円投資

■水素サプライチェーン構築に貢献

 荏原<6361>(東証プライム)は9月12日、210.5円高(12.34%高)の1917円(12時30分)まで上げて急騰している。同社は本日、千葉県富津市に世界初の液体水素ポンプ実液試験設備を備えた水素インフラ関連機器の商用製品試験・開発センターを新設すると発表した。総投資額約160億円を投じ、2026年6月の竣工を目指す。この施設は、水素社会の実現に向けた技術開発の拠点となる。

 センターは、液体水素ポンプの社会実装を確実に遂行するための実液性能試験や要素技術開発を目的としている。-253℃の水素実液を使用した試験が可能で、世界初の実スケール商用製品試験設備となる。この施設を通じて自社の水素インフラ関連事業を進展させるとともに、国内外の企業の技術開発にも貢献する方針だ。

 荏原は水素インフラ関連事業を新たな柱として育成し、2030年に売上収益300億円、2040年には2000億円以上を目指している。同センターを通じて、世界の水素サプライチェーン構築に貢献し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて寄与する。荏原グループは、ESG重要課題に取り組むことでSDGsの達成を目指し、企業価値の向上を図っていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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