■半導体ウェーハ容器、在庫調整の進展とともに緩やかな回復基調と想定
ミライアル<4238>(東証スタンダード)は9月12日の後場、一段と強い値動きを見せ、7%高の1422円(89円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。半導体ウェーハ容器(出荷容器や工程内容器)の大手で、9日の第2四半期決算発表を受けて再び上値を探る動きが強まっている上、米国11日のNY株式市場でNASDAQ指数や半導体株指数SOXが3日続伸し、エヌビディアも8%高と持ち直したことなどで買い意欲が強まったようだ。
第2四半期決算(2024年2~7月・累計、連結)は、売上高が前年同期比7.2%減で、営業利益は同27.6%減だった。ただ、未定としていた今期の業績予想のうち、第3四半期の予想(24年2~10月・累計、連結)を発表。「半導体市場の在庫調整が順調に進むと見られ、全体として緩やかな回復基調が継続するとものと見込まれる」(発表資料より)などとしたため、見直す動きが強まる様子となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)