■2025年第1四半期までに買収完了、マニテックス社はNASDAQ上場廃止へ
タダノ<6395>(東証プライム)は9月13日、米国のManitex International,Inc.(マニテックス・インターナショナル社)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定したと発表。買収額は約141億円で、2025年第1四半期の完了を予定している。この買収により、タダノグループは建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車の3つの主要セグメントのバランスを強化し、グローバルビジネスの拡大を目指していく。
マニテックス社は、リフティング機器事業とレンタル事業を展開する持株会社で、複数のブランドを傘下に持つ。タダノは現在14.5%の株式を保有しているが、残りの株式を1株当たり5.8米ドルで取得する。買収は逆三角合併方式で実施され、マニテックス社は買収完了後にNASDAQ市場の上場を廃止する予定である。
タダノは同買収を通じて、業界のリーディングカンパニーとしての地位を強化し、顧客の安全と地球環境に配慮した新たな価値の提供を目指していく。マニテックス社の製品ラインナップは、タダノグループのポートフォリオを幅広く魅力的にすると期待されている。買収完了後の連結業績への影響については現在精査中であり、開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)