■値動きは荒っぽいが「定期便購入者10倍」など業績寄与は絶大
雨風太陽<5616>(東証グロース)は9月13日、再び急動意となり、午前9時15分頃にストップ高の1115円(150円高、15%高)まで上げて大きく出直っている。農業生産者から直接農産品を購入できるサイト「ポケットマルシェ」を運営し、コメ不足に続き、今度は野菜不足を買い手掛かりに注目が再燃したとの見方が出ている。ホームページには、直近開示した「ニュース」に「ポケットマルシェの米の定期便の新規購入者が前年比約10倍に」との発表がある。
8月下旬から9月4日にかけて、コメ不足が買い材料視されて急騰。信用取引規制が発動されたため急反落となっていたが、急騰幅の半値押しから3分の2押しの水準で下げ止まってきたためテクニカル的な妙味も出てきたもよう。この間、「コメ・野菜高騰、海産物にも異変、穀物は豊作で安値」(日経電子版9月8日)と野菜の生育不良・高騰が伝えられており、今度は野菜不足が買い材料ではないかとされている。
株価の値動きは、ヤフー掲示板に「雨風、プロディ、マーキュリー、やりたい放題だな。手口が一緒だから簡単に分かるぞ」(9月13日午前)と出ており、腕力に自信のある資金が流入している可能性がある。ただ、雨風太陽のホームページには、直近開示した「ニュース」で「ポケットマルシェの米の定期便の新規購入者が前年比約10倍に」との発表がある。いずれにせよ定期便などの利用者が急増しているもようで、業績への寄与が期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)